観てくださった方もたくさんいらっしゃると思い、ここに記したいと思います。
とっても久しぶりに彼女にまたなることができました。
エドワード・ウォン•ハウ•ペペル•チブルスキー四世こと、フランソワーズこと、エド。
大好きなあの子に。
今まで、ビバップの書籍や私のワンマンLiveなどに来てくださった方はもう知っていることだと思うのですが、改めて私の気持ちというか、どれだけビバップを愛しているか。
言葉にするなんてダサいぜ。
と思ってはいたけど、誤解されるのがどうしても解せないので記しておきます。
wikiとかに引用してほしいくらいです。
歴史は1984年に遡ります。
もともと向いていたのかな?なぜか色々運も良く、たくさんの素敵な経験をさせていただき、「子役」としての人生を歩み始めました。
主にミュージカルのお仕事が多く、昔から歌に自信があり、顔に自信がありませんでした^ - ^
中学卒業間近、高校受験も終わり晴れて憧れのJKになる頃、劇団からオーディションに行くようにとの連絡が入りました。
アニメ「カウボーイビバップ」
中性的な13歳の女の子
アニメの声のお仕事は初めてだったので、まあ受からないだろうと気合も入れず、自分なりにやれることだけやって帰りました。
なぜか、受かってしまいました。。。
オーディション当日は、「ザ 声優さん」的な方ばかりがいらしていたイメージだったので、本当になんで私なんだろう?と不思議でなりませんでした。
エドは9話まで登場しないので、しばらく時間も空いた頃、アフレコの日が来ました。
正直、実感もわかず、ルーズソックスにミニスカートのJKは収録に向かいました。
どこの馬の骨かわからない素人の子役に、皆さんが温かく優しく接して下さり、本当に逆にびっくりしたのを今でも忘れません。
山寺さんは、いつもこちらが申し訳なくなるほど現場の空気を柔らかく楽しくしてくださいました。
林原さんは、絶対に頼りになる素敵なカッコいいお姉様で、いつも優しく気遣って下さり、美味しいものをたくさん教えてくださいました。
運昇さんは、いつもニコニコされていて、ルーズソックスを興味深く見ていらっしゃいましたwというのは置いといて、本当にベテランの方なのに全然そんな空気を出していらっしゃらず、勝手にお父さん的な親しみを抱いてしまっていました。
スタッフの皆さんも本当に優しくて、何より皆さん作品への愛と絶対的な自信を持っていらっしゃると確信しました。
なので、私も私が選ばれたことには絶対何か理由がある!と不安ながらも自信を持つようになりました。
いや、持たないと失礼だと思ったのかもしれません。
不安ながらも手探りで演じたエド。
周りの方々が、たくさん褒めて下さってなんとか自分で自分の立ち位置を模索しました。
あの頃はまだネットも今ほど普及していなかったので、聴きたくないことも聴かないで済んだし、自分を信じて行くしかなかったのです。
そして、なぜか菅野さんに渡されたデモテープ。
もともと歌手志望の私には嬉しすぎるサプライズで、劇中歌を歌わせていただくという信じられないストーリー。
この経験が、今の私の在り方を強く左右したと思っています。
最終回の前に船を降りてしまった私は、ワガママを言ってアフレコの現場に今までの制服ではなく、私服で見学に行かせていただきました。
みなさんと同じ空気が吸いたかったから。
その日、アフレコの後初めてみなさんとお食事に連れて行っていただきました。
あの日のことは忘れません。
本当に本当に、最高の経験だったのです。
他の声優さんや声優さんを目指している方からしたら、本当になんであんな奴がって思うかもしれないなあっていつも思ってました。
今でも結構思ってます。
生意気ですが、最高の仲間だと思ってるし、今でもずっと仲間です。
運昇さんのお別れの時も、悲しくて寂しくて仕方なかったけど、みなさんと一緒に敢えて笑って写真を撮りました。
目真っ赤だけど、みんな素敵な笑顔で宝物の一枚です。
私は声優ではありませんし、声優さんだったことは一度もないです。
きちんと声優さんとしての勉強を何もしていないのに、そんなこと名乗れません。
子役が偶然この奇跡に出会っただけ。
なので、今はほとんど声のお仕事はしていません。
人によっては「引退している」とか、「もう声の仕事はしない」などと憶測で言っていらっしゃるようですが、私の口からそのようなことを言ったことはないと思います。
だってもともと声優さんじゃないし。。。
運良く「エド」だったわけで。
なので、私はこれから先もずっと「エド」なのです。
許される限り、お声が掛かる限りずっと「エド」でいさせていただきたいと思っています。
そのくらい、本当に世界で1番エドを愛しているのです。
(1番かはちょっとわかんないけど。。。
みなさんすごい愛していらっしゃるのは知ってるし)
いや、でもほんとに。そのくらいの勢いで。
誰かに獲られるくらいなら、その声はもう聞きたくないくらい^_^
ってことで、Netflixの「カウボーイビバップ」もどうぞお楽しみください☆
匂わすことすら禁じられていたので、告知に参加できずウズウズしておりました。
アフレコ終わった後は、新しいジェットの楠大典さんと、山寺さん、林原さんと4人で中華を食べに行きました!!
何年もお会いしていなくても、久しぶり感なくご一緒させていただけるありがたさ。
幸せの極み。
また何年後かわかりませんが、きっとまたみなさんとセッションさせていただける日が来ると信じてます。
その日まで、元気に私は私の歌を歌って頑張ります☆
ありがとうございます。